、「装甲騎兵ボトムズ 孤影再び」「装甲騎兵ボトムズ equalガネシス」
震災後、自分の身の丈で出来る事を考え続けて色々やってみたけれど、自分の無力さを痛感するばかりで、どうしても気持ちが上がってこない只野です。
被災地域の方々の苦労や現政権下での原発対応等と比べ、オイラの悩みなどプランクトンより微細なものなのですが、世の不条理に対する得も言われぬ罪悪感とか、憤りで悶々としてしまうのはオイラだけではないと思いたい。
いやいや、被災地の方々から、むしろ元気を戴く機会が増えてきたので、オイラも立ち止まってはいられないと思う今日この頃、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
さて、震災後、オイラの身辺でも色々と事態の変化があったのですが、その話題は追々お知らせするとしても、ここでメディアの変化としてはボトムズ関連の話題をしましょう。
「装甲騎兵ボトムズ equalガネシス」の小説2冊。
孤影については2006年に「日経エンタテインメント!」に連載が始まって以降、このブログでもアナウンスし続けてきた訳なのだが、この度待望の文庫化という事で改めて読み返した。
「アレギュウムの赫い霍乱」から3か月、交易都市グルフェーへ姿を現したキリコが様々な事件に巻き込まれる。
映像化された状況と根本的に違うのは、テイタニアがマーティアルの法王である父のもとへ戻っているという状況。キリコを「秩序の盾」として追う状況は、連載当時「テイタニアは堕落した」と思ったものだった。だが、読み進めるにつれ、ココナとテイタニアが対峙して感情をぶつけ合うシーンでは、キリコの気持ちが昔のままだという事が浮き彫りになり、気持ちを揺さぶられた事を思い出した。
映像を先に見た方々には、物語の奥に隠された個々の想いを読み取る意味で是非読んで戴きたい。
equalガネシスは、94年にニュータイプ誌で連載されていた当時「装甲騎兵ボトムズ 」のタイトルは付けられていなかったのだが、今回の文庫化にあたり、付けられた様だ。此方も当時の記事を大切に保管している。連載当時の高橋良輔監督と村瀬修功氏の対談は今回掲載されいなかったが、後の「ガサラキ」に通じていく関わりとして興味深い。
キリコ達の物語の約300年後のアストラギウス銀河における「ロボトライフ」と呼ばれる類人兵器の覚醒に纏わる物語である。
「青の騎士ベルゼルガ物語」がパラレルワールドとして理解せざるを得ない状況設定だった事と比べ、この「equalガネシス」は、ボトムズサーガ、つまりはアストラギウス銀河の「正史」と位置づけられる存在だ。
勿論、独立した物語としてはロボトライフの「覚醒」を軸として高橋節がさく裂しているので、ファンは必読なのだ。
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装甲騎兵ボトムズ 孤影再び (角川コミックス・エース 332-2) 著者:高橋 良輔 |
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装甲騎兵ボトムズ equal ガネシス (角川コミックス・エース 332-1) 著者:高橋 良輔 |
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