だ・脱皮します!!③
羽がまだ柔らかい。
自らの足で殻につかまる。
落ち着くポジションを暫く探す。
体液が注入されている様だ。
付け根側から伸びてゆく。
細かいしわの一つ一つが、表面の凹凸へと変化。上手く出来ている。
翅脈の配置は、体液の循環と強度にちゃんと配慮されている。
なんとも美しい光景だ。まだ白く透き通った翅、半・蛍光ライトグリーンな翅脈、
7年の歳月を経て、日没後、天敵の視界が利かなくなってから、彼らは一斉に地上に現われ、人知れず美しい衣替えをする。
中には脱皮に失敗し、そのまま蟻に浄化される個体もある。
子供たちには、是非この光景を見せてあげてほしい。
この状態まで約1時間半、その後、一夜掛けて身体を硬化させる。
日没後、7時から8時位に脱皮を開始、8時過ぎには脱皮を完了した個体もある。7時台に探すと、地下から樹木へ這い上がり、落ち着く場所を探して上る最終幼生を見つける事ができるはずだ。
見つけた幼虫を、そっと捕獲し、カーテンに止まらせると、自然にポジションを見つけ、脱皮を開始する。少し部屋を暗くすると落ち着く様だ。観察後、一晩置いてから自然に帰してやる。
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